上海MTAC代表、中国販路拡大コンサルタントの太田早紀です。
中国ビジネスでは、中国語でのコミュニケーションができることの他に、中国人のビジネススタイルや中国社会の慣習についての理解が重要になります。
そこで弊社では、中国語でのコミュニケーションができることに加えて、中国人のビジネススタイルや中国社会の慣習について理解できることを目標にシンプルな教材を作成し展開しております。
モットーは、
‟ココさえ押さえておけば、中国駐在も、中国子会社の財務担当とのコミュニケーションも大丈夫!”です。
さて今回のレッスンは 、中国の税目のうち、【増値税】についてです。
Zēng zhí shuì
增 值 税
増値税とは日本で言うところの消費税であり、以下が主なポイントです。
複数税率を採用している。
財貨・サービスの取引により生じる付加価値に着目して課税される税。
増値税の実質的な負担者は最終消費者であるが、納税義務者は事業者。
事業者は一般納税人資格事業者と小規模納税人事業者に分かれ、一般納税人資格事業者は売上増値税額から仕入増値税額を控除できる。
上記のポイント1について:複数税率を採用しています。税率と主な課税対象は下表の通りです。
複数税率の記帳や申告などを速やかに行うための対応措置として『発票(発行システム)』が導入されています。
(1)発票発行システムを介して発行される発票には、税率や税額等の記載があります。
(2)発票発行システムを介して売上増値税額や仕入増値税額の集計が可能のため、増値税申告書との突合ができ、集計ミス等を防ぐことが可能です。
上記のポイント4について:
事業者は一般納税人資格事業者と小規模納税人事業者に分かれており、一般納税人資格事業者は売上増値税額から仕入増値税額を控除することができます。
【④一般納税人資格事業者】
売上増値税額-仕入増値税額≧0 の時は納付
売上増値税額-仕入増値税額<0 の時は翌月繰越となり、売上増値税額が仕入増値税額を上回った月に納付となります。
中国語ではこんな風に言います。
↓今月のレッスンを一纏めにしましたので、プリントアウトなどしてご利用ください♪
バックナンバーなどご希望の方は、弊社までご連絡いただければメールにてお送りさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合わせください。
バックナンバーはこちらから♪
中国会計・税務講座Vol.1【発票】
中国会計・税務講座Vol.2【財務報表】
中国会計・税務講座Vol.3【損益計算書】
中国会計・税務講座Vol.4【貸借対照表】
中国会計・税務講座Vol.5【事業年度】
中国会計・税務講座Vol.6【企業所得税】
中国会計・税務講座Vol.7【個人所得税】
中国会計・税務講座Vol.8【増値税】
中国会計・税務講座Vol.9【費用】
中国会計・税務講座Vol.10【付加税】
中国会計・税務講座Vol.11【国家企業信用情報公示システム】
中国会計・税務講座Vol.12【確定申告(汇算清缴)】
中国会計・税務講座Vol.13【社会保険(社会保险)】
中国会計税務講座Vol.8はTLI日本中国語センター様の全教室に掲示していただいております。中国語学習にご興味がある方はぜひTLI日本中国語センター様のホームページもご覧ください。
私たちは、中国語教育の専門家です。TLI(Taipei Language Institute)は、北京・上海・天津・台北・台中・高雄等に拠点を持つ中国語学校グループです。1997年3月に当グループに加盟したTLI日本中国語センターは、これまでに200におよぶ官公庁や企業にご利用いただいています。マンツーマンを中心に、グループレッスンや新人研修等、幅広いプログラムで中国語学習の様々なニーズにお答えしてきました。実績により培われたTLIメソッド「聞く」「話す」「会話する」なら、生きた中国語を短期間で勉強できます。
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