中国語を効率よくマスターする方法⑥
最終更新: 2020年12月23日
私は中国で会社を設立した日本の企業様の財務関連のサポート、記帳や月次申告また確定申告を行っておりますが、通常の業務で使用する言語は中国語です。
私の経験からですが、毎日使うから中国語が上手くなる、は当たっているとも言えるし、当たってないとも言えます。
基礎となる発音ができていないと、相手に通じない中国語をただ繰り返し話しているだけになります。そして『相手に通じている!』と感じている時は、自分の中国語が通じているのではなく、相手の理解力により通じている場合があります。(過去の自分もそうでした)
そんな私が自分の中国語を見つめ直し、基礎をやり直した際に取った方法について紹介いたします。(前置き長くてすみません)
完全に手前味噌なのですが、先日のレッスンで生徒さんの中国語の上達から結果にコミットできたのではと思いました\(^o^)/
この生徒さんですが20代でカラオケが好きな子です。カラオケに良く行くからなのか耳が良く、要するに語学センスのある子です。発音も元々上手だったのですが、私が指摘するとすぐに良くなります。
もちろん語学センスがある一方で本人は中国語を覚えるためにひたむきに努力をしてきました。まず1年前に当校に通う前に独学で勉強を始めており、当校に通うようになってからは毎週一回(仕事で来れないときは隔週)1時間のレッスンを受け、普段は中国語教材のCDを車で聞いて練習したりしています。
生徒さんが一番上達したところはやはり『発音』です。発音がとにかくきれいに、中国人のいう「標準的」中国語になりました。
ところで、先日のレッスンでは今月末に海外向けの展示会があり、通訳を呼んではいるけど自身も中国人バイヤーと会話する機会があるということで、その状況を想像しながら会話の練習を行いました。
私は語学はツールであり、テクニックでカバーできるものと思います。
相手に伝えるためがツールで、伝えるためにはどうしたら良いか、どうやったら相手に伝わるかを考えながら話すのがテクニックです。
生徒さんへのアドバイスとしては、自分の状況を想像し、その時に使うであろう中国語を用意しておいて、自分が話せる範囲の中国語が終わったら通訳にバトンタッチでいいんじゃないかと。それから新たに違う中国人バイヤーに話しかければいいんじゃないかと。
展示会の開幕頃は通じなくても、実践会話を積むうちに終盤頃には多少は通じるようになっているよと。
私はこのくらいの緩い気持ちで臨んだ方が肩に余分な力も入らず、良いパフォーマンスが出せるのではと思います。(みなさん、どうでしょうか?)
そういえば、私が中国語の勉強のために中国留学し話した時、中国人の中年男性から発音が標準的ではないから聞いててイライラすると言われたことがあり、正直ショックでした。
こういう経験も今になっては良い経験です(笑)。
【中国語を効率よくマスターする方法シリーズ】
