上海MTAC代表、中国販路拡大コンサルタントの太田早紀です。私は大学で中国語を習い始めてから10年間の中国滞在を含めて、トータルで20年以上もの月日を中国語の習得のために費やしてきました。加えて、弊社では中国進出日系企業様の記帳や月次申告また確定申告を行っていることから、私自身も顧問先のご担当者様やパートナー企業とのコミュニケーションにおいて日常的に中国語を使用しています。
それらの経験からですが、私は「毎日使うから中国語が上手くなる」は必ずしも正しいとは言えないのではないかと思っています。
なぜなら、基礎となる発音を正しく習得して初めて相手に通じる中国語になるからです。基礎となる発音を正しく習得していない場合でも、相手に中国語が通じている時もありますが、それは相手の理解力が高いことから通じているパターンだったりします(これは過去の自分の経験です)。
当ページでは、中国語の勉強をしている方々に私のような思いや無駄足を踏んで欲しくないため、私が中国語の習得のために採った方法について紹介しております。よろしければ参考にしてみてください。
中国語を効率よくマスターする方法⑥
完全に手前味噌なのですが、先日のレッスンで生徒さんの中国語の上達から結果にコミットできたのではと思いました\(^o^)/
この生徒さんですが20代でカラオケが好きな子です。カラオケに良く行くからなのか耳が良く、要するに語学センスのある子です。発音も元々上手だったのですが、私が指摘するとすぐに良くなります。
もちろん語学センスがある一方で本人は中国語を覚えるためにひたむきに努力をしてきました。まず1年前に当校に通う前に独学で勉強を始めており、当校に通うようになってからは毎週一回(仕事で来れないときは隔週)1時間のレッスンを受け、普段は中国語教材のCDを車で聞いて練習したりしています。
生徒さんが一番上達したところはやはり『発音』です。発音がとにかくきれいに、中国人のいう「標準的」中国語になりました。
ところで、先日のレッスンでは今月末に海外向けの展示会があり、通訳を呼んではいるけど自身も中国人バイヤーと会話する機会があるということで、その状況を想像しながら会話の練習を行いました。
私は語学はツールであり、テクニックでカバーできるものと思います。相手に伝えるためがツールで、伝えるためにはどうしたら良いか、どうやったら相手に伝わるかを考えながら話すのがテクニックです。
生徒さんへのアドバイスとしては、自分の状況を想像し、その時に使うであろう中国語を用意しておいて、自分が話せる範囲の中国語が終わったら通訳にバトンタッチでいいんじゃないかと。それから新たに違う中国人バイヤーに話しかければいいんじゃないかと。展示会の開幕頃は通じなくても、実践会話を積むうちに終盤頃には多少は通じるようになっているよと。
私はこのくらいの緩い気持ちで臨んだ方が肩に余分な力も入らず、良いパフォーマンスが出せるのではと思います。
そういえば、私が中国語の勉強のために中国留学し話した時、中国人の中年男性から発音が標準的ではないから聞いててイライラすると言われたことがあり、正直ショックでした。こういう経験も今になっては良い経験です(笑)。
【中国語を効率よくマスターする方法シリーズ】
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