私は中国で会社を設立した日本の企業様の財務関連のサポート、記帳や月次申告また確定申告を行っておりますが、通常の業務で使用する言語は中国語です。
私の経験からですが、毎日使うから中国語が上手くなる、は当たっているとも言えるし、当たってないとも言えます。
基礎となる発音ができていないと、相手に通じない中国語をただ繰り返し話しているだけになります。そして『相手に通じている!』と感じている時は、自分の中国語が通じているのではなく、相手の理解力により通じている場合があります。(過去の自分もそうでした)
そんな私が自分の中国語を見つめ直し、基礎をやり直した際に取った方法について紹介いたします。(前置き長くてすみません)
中国語を効率よくマスターする方法③
中国語を効率よくマスターする方法③は、中国ドラマを見て聞くことです。中国ドラマを見ることがなぜ効果的かというと、中国のドラマには基本的には字幕が付いているからです。
私も実践していましたが、中国ドラマの中国語を聞くことで耳が鍛えられ、字幕が付いているので目で内容を理解することができます。また役者の表情や場面ごとの背景からその場に応じた適切な言葉を自然と理解することができます。そして不思議と自然に脳に焼き付いていくのです。なお、中国語の勉強を始めたばかりの方は、発音が標準的な中国ドラマを見ることが最も重要です。
ドラマによっては人気俳優や人気女優が出演してたり、内容が凄く面白かったとしても、発音が標準的な中国語を話していない場合は、中国語耳を鍛えるには不向きです。この場合の発音が標準的とは、ただ標準語(北京語)ではなく、アナウンサーのような一音一音がハッキリとした中国語教材に出てくるような中国語です。
私が最近見つけたおススメの中国ドラマは、発音がとにかく標準的です!『可愛的中国』といい、1946年以降の国共内戦について、中国共産党側の方志明に焦点をあてて制作されたドラマです。2019年7月に初回放映されたようなので、今年2019年が建国70周年にあたることもあり制作された感もします。
当ドラマの発音の勉強における良いところは、以下の3点かと思います。
①とにかく発音が標準的。(役者陣の口の形や動かし方がハッキリしているので、発音教材としても最適)
②俳優や女優の話すスピードがゆっくり。
③流行言葉がない。(時代が昔なので、中国語教材で使用されるような中国語が出てくる)
ただし、以下のように中国語の勉強には不向きな面もあります。
①政治的な内容が含まれるので、理解するには難しい中国語がある。
②政治的な内容と時代背景が古いことから、日常会話として使えない言葉が出てくる。
③国共内戦の話なので、興味が分かれる。
これより、あくまでも中国語の発音練習のための素材として使用されることがお勧めいたします。
中国語を効率よくマスターする方法①や中国語を効率よくマスターする方法②でも記載していますが、中国語の勉強は発音が最も難しいです。そこを少しでも上達させることが中国語の上達の近道になります。そのためには中国語耳を鍛えることがベストです。
中国語耳を鍛えるにあたっては、今回のお勧めドラマではなくても、標準的な中国語を話すドラマを見ることをお勧めいたします。
【中国語を効率よくマスターする方法シリーズ】
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