メキシポンオーナーのホセに、メキシコでラーメン店をオープンするにいたった目的ときっかけを話していただきました。
メキシコでラーメン店をオープンした目的
主な目的は、日本でオープンしたメキシカンバル「Mexipon(メキシポン)」をより良い店にするために、メキシコでの出店を考えました。
そのためメキシコの店で扱う商材は何でもよくて、単純に売りやすく、オペレーションの組みやすい商材を考えたところ、ラーメンが適していました。
↑メキシコでオープンしたラーメン店、後列左から三人目がホセ
メキシコにラーメン店を構えたきっかけ
元々日本でオープンしたメキシカンバル「Mexipon(メキシポン)」のスタッフに本場のメキシコ料理や雰囲気を勉強してもらうため、年に1回メキシコのエンセナーダでの研修を実施していました。研修当初は効果がありましたが、研修回数が増えるうちに短期間の研修では良くも悪くもメキシコ研修を楽しむことに終始してしまい、結果的に見て遊びになってしまっていた感があります。
また以前から日本では少子化に伴う人材不足となり、モチベーションの高い人材を獲得することが難しくなりました。それもありスタッフが働きたいと思う店づくりに取り組むには、スタッフが勉強できる環境づくりに注力することが必要と感じていました。
そこでメキシコを深く知ることや深い横のつながりを作るには、現地に拠点が必要と考えるようになりました。
●ホセが求めるモチベーションの高い人材とはどのような人か。
メキシコ事業の理想は、バハ・カリフォルニア州(※1)の日本レストラン業界で一番になることです。日本人やメキシコ人にかかわらず、その理想を理解し応えることができるような人材です。
ただし、日本もメキシコも共に募集をかけたら理想とする人材が集まる訳ではないので、私は理想とする人材が集まるように、先ずはMexiponのブランド力を高めることにしました。
日本人に対しては、毎年メキシコ研修を実施し、本場のメキシカン料理や雰囲気に直に触れる機会を作り、勉強できる環境を作りました。メキシコ出店後は、有名店のメキシコ人シェフが食べに来るので、彼らとのコネクションを構築したいと考えています。彼らが日本や日本の店に遊びに来ることで双方に交流が生まれ、全体のモチベーションを引き上げることに繋がると考えています。またそのように動いて行く予定です。
メキシコ人に対しては、頑張った者が救われにくい国であると思うので、そんな彼らがもっと活躍できる場所や仕組みを作って行きたいです。方針として賃金の底上げ、スタッフが楽しめる環境づくり、本物の日本を感じてもらえる研修制度を導入しました。
※1・・バハ・カリフォルニア州はアメリカに隣接しているため、週末はアメリカ人が良く訪れる観光地であり、メキシコ国内の中でも生活水準が高く、観光業と飲食業が盛ん。シェフ養成学校も三校程ある。
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ホセは日本とメキシコとその他地域を行ったり来たりなので、豊橋本店にはあまりいません。豊橋本店で会えたらラッキーですw
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