【上海ジャピオン017号】附加税とは、何ですか?
- ohtashmtac
- 3 日前
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【上海ジャピオン017号】附加税とは、何ですか?
「附加税(ふかぜい)」という言葉、聞き慣れない方も多いかもしれませんが、実は中国でビジネスをするうえでとても身近な存在です。毎月の増値税申告とセットで発生するこの税金、どのようなときに課され、どうやって計算するのか?また、現在実施されている“半減”の減税措置についても、実務目線でわかりやすく整理しました。
中国での会計・税務管理に携わる方や、これから中国でのビジネス展開を考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

当月納付すべき増値税額があれば発生する税金
附加税とは、当月の納付すべき増値税額がベースとなって課される税金のことです。当月の増値税申告時に納付すべき増値税額が生じていれば附加税が発生し、生じてなければ附加税も発生しません。附加税によく似た言葉に付加価値税(英語でvalue-added tax、略してVAT)がありますが別物で、中国では増値税のことを指します。(税の話「15号」)
附加税の種類と計算
附加税には「都市維持建設税」「教育費附加」「地方教育費附加」の三種類があり、それぞれ税率が異なります。中でも「都市維持建設税」は、納税者の所在地により税率が異なります(市区:7%、県や鎮:5%、その他地区:1%)。また「教育費附加」は3%、「地方教育費附加」は2%です。市区所在の納税者で、当月の納付すべき増値税額が1万元であった場合、附加税額は10,000元×(7%+3%+2%)=1,200元です。
減税の対象
規定によると、対象者(増値税小規模納税者、小規模企業、個人事業主)は、2023年1月1日から2027年12月31日までの期間を対象に、各種附加税が半減されます。減税を受けるにあたり、自ら申請をする必要はありません。対象者は自動的に適用されます。
※根拠規定・・・・
●財政部税務総局公告2023年第12号
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