【上海ジャピオン002号】2023年~27年の企業所得税率は5%に!
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【上海ジャピオン002号】2023年~27年の企業所得税率は5%に!

上海MTAC、合同会社MTACジャパンの太田です。

当ブログでは中国の会計・税務・労務に関する規定や実務について解説しております。

当ブログが、皆さまの中国子会社の財務面のサポートに繋がったり、また中国での販路拡大に少しでも役立つようでしたら幸いです。

 
2023年~27年の企業所得税率は5%に!




  企業所得税(日本でいう法人税)について、誰もが簡単にわかるように簡潔にざっくりと必要な情報のみを執筆したコラムです。1分ほどで読了できますので、よかったらご覧ください。


 上海在住の日本人向けの日系情報誌、『上海ジャピオン』にて毎月一回コラムを投稿しております。(https://book.japitta.com/books/vgrl/mobile/index.html)

 上海ジャピオンは、食事処やその時期の上海の楽しみ方など様々な現地情報が得られますので上海ジャピオンは上海在住の日本人だけじゃなく、上海に出張する方にもお勧めです。上海出張の際にはぜひ事前にチェックしてみてください。



【文字お越し】

 2023年の8月に発表された新規定により、300万元以下の年間課税所得額に対する企業所得税率5%が、2027年12月31日まで延長されることになりました。


 対象となる企業は、小規模企業(中国語で小型微利企业)といい、下記の4つの要件をすべて満たしている企業のことです。

①国家が制限や禁止をしている事業に従事していないこと。

②年間の課税所得額が300万元以下であること。

③従業員数が300人以下であること。

④資産総額が5,000万元以下であること。

 

 仮に①③④の要件を満たしていても、年間の課税所得額が300万元を超えている場合は、小規模企業に該当しません。また企業所得税の確定申告において、課税所得額の加算調整などにより年間の課税所得額か300万元を超えてしまった場合も小規模企業に該当しなくなります。

 規定では、年間課税所得額に25%を乗じた金額に小規模企業の税率20%を乗じて企業所得税を計算し納付する政策を2027年12月31日まで延長する、となっています(財税【2023】12号)。

 つまり、25%×20%=5%となり、実際の企業所得税率は5%になります。

 

 

 規定名『小規模企業および個人事業主の発展を一層支援するための税費政策に関する公告』

財政部税務総局公告2023年第12号

 

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