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【上海ジャピオン006号】中国法人の繰越欠損金と繰越期間について、教えてください

 上海在住の日本人向けの日系情報誌、『上海ジャピオン』にて毎月一回コラムを投稿しております。(https://book.yunzhan365.com/bookcase/jhev/index.html)

 上海ジャピオンは、食事処やその時期の上海の楽しみ方など様々な現地情報が得られますので上海ジャピオンは上海在住の日本人だけじゃなく、上海に出張する方にもお勧めです。上海出張の際にはぜひ事前にチェックしてみてください。

 
中国法人の繰越欠損金と繰越期間について、教えてください





  中国も日本同様に繰越欠損金や繰越期間の制度があります。中国法人に適用される繰越欠損

や繰越期間を執筆しました。1分ほどで読了できるように簡潔にざっくりと必要な情報のみを執筆したコラムですので、どうぞご覧ください。



【文字お越し】

繰越欠損金は翌期以降の利益(所得)を相殺できる

 繰越欠損金とは、企業所得税額の計算にあたり、翌期以降の利益(所得)から差し引くことができる赤字の金額のことです。この税務上の赤字のことを欠損金といい、翌期以降に繰り越せる欠損金のことを繰越欠損金といいます。企業所得税は利益(所得)が生じた時にのみ課税されるので、欠損金が生じている間は企業所得税の支払いはありません。

 なお中国には、日本の均等割(法人税)のような赤字の企業も企業所得税を支払わなければならない制度はありません。

 

欠損金の繰越期間の種類

 原則として、『中国企業所得税法』の第十八条より、繰越期間は5年間です。例外的に8年間と10年間がありますが、対象企業になるためには資格などの要件や申請が必要です。

 各繰越期間についてザックリとまとめると以下の通りです。

 ①5年間:特殊な規定を除き、通常営業している一般企業

 ②8年間:新型コロナウイルスの影響を大きく受け経営が困難に陥った産業に属する企業

 ③10年間:ハイテク技術企業及び科学技術型中小企業

 

中国の繰越欠損期間が日本よりも短いことは知っておいた方が良いでしょう。

 

※根拠規定・・・・

 『中国企業所得税法』第十八条

 

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