上海在住の日本人向けの日系情報誌、『上海ジャピオン』にて毎月一回コラムを投稿しております。(https://book.yunzhan365.com/bookcase/jhev/index.html)
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【上海ジャピオン009号】税務局から中国法人に支払われた代行手数料について、教えてください。
中国では税務機関の徴税業務を代行したとして、税務機関から源泉徴収税額の一部が企業や個人に手数料として支払われます。
1分ほどで読了できるように簡潔にざっくりと必要な情報のみを執筆したコラムですので、どうぞご覧ください。
代行手数料とは何ですか?
規定によると、企業や個人などの源泉徴収義務者や徴税請負人が源泉徴収や徴税代行をした際に、税務機関の徴税業務を代行したとして、税務機関から源泉徴収税額の一部が企業や個人に手数料として支払われます。徴収方法は、源泉徴収、納付代行、徴税請負の三種類が規定されています。
中国法人にかかわる代行とは何がありますか?
一般的には、従業員に支払う給与から個人所得税を源泉徴収することや、日本親会社などの非居住者企業のために企業所得税や増値税等を源泉徴収することが挙げられます。
2023年10月1日以降、源泉徴収の手数料率は0.5%で、源泉徴収税額×0.5%が代行手数料として支払われます。なお、上限は年間で70万元になります。また手数料率は徴収方法や税目によって異なります。
代行手数料を受け取るには?
規定によると、翌年の3月31日までに税務機関に申請する必要があります。申請期間内に申請しなかった場合は申請を放棄したものとみなされるため、申請漏れには注意しましょう。
※根拠規定・・・・
国家税務総局、財政部及び人民銀行の源泉徴収及び徴税代行の手数料管理強化に関する通達(税総財務発[2023]第48号)
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