弊社の協力会社『株式会社ライトイヤージャパン』はメキシコに子会社『ライトイヤーメキシコ』を所有しています。
メキシコの会計税務は中国の会計税務に制度的に近いところもあり、また昨今は日本企業のメキシコ進出も増加していますので、今回メキシコの会計税務について紹介したいと思います。
Factura(ファクトゥーラ)とはインボイスのことで、金銭を受領した側が発行し、損金算入の根拠証憑になるため、会計上も税務上も非常に重要な証明書です。
(中国の発票と同じですね)

←Facturaのサンプル。(株)ライトイヤージャパンの方で作成いたしました。
↓下記の赤枠・青枠・黄枠の3つに分解して解説いたします。


① ライトイヤーメキシコのロゴです。メキシコでは企業ロゴをINVOICEに入れる事となり
ます。
② ライトイヤーメキシコの会社情報です。
社名・RFC(納税者登録番号)・登記住所・郵便番号・法人の電話番号・証憑の種類・メー
ルアドレスなどが記載されます。
③ 当Facturaの情報です。
Folio fiscalは日本語訳すると税務証憑のことで、RFC(納税者登録番号、この場合は
Facturaを発行するシステム会社のもの)、No. certificado del SAT(メキシコ税務局SAT
の通し番号)、Fecha y hora certificación(証明書発行日時)、Lugar Expedicion(発
行場所)
中でも③は特に重要で、
Facturaはメキシコ税務局が一元管理しているため、税務局が定めた要件を満たすシステムでのみ発行ができます。またリアルタイムで税務局に取引情報を伝達されます。このためFacturaは税務上の重要な証憑となり、未入手の場合は損金算入を行うことができなくなります。メキシコでは脱税防止に向けて、ますます電子化が進んでいます。
次回は青枠について解説いたします。
メキシコ進出やメキシコ進出後の会計税務面についてのサポートをご希望の方は、
コチラまでご連絡ください。
メキシコ常駐4年目の日本人担当者が誠実に対応させていただきます。
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