中国語を効率よくマスターする方法③
- ohtashmtac
- 2019年10月16日
- 読了時間: 4分
更新日:1月19日
ごあいさつ
上海MTAC代表、中国販路拡大コンサルタントの太田早紀です。
私は大学時代に中国語の勉強を始めて以来、10年間の中国滞在を含めて、20年以上にわたり中国語と向き合ってきました。
現在も、弊社では中国進出日系企業様の記帳や税務申告(毎月の申告や確定申告)などを支援しており、私自身も日々、顧問先のご担当者や現地のパートナー企業と中国語でやり取りをしています。
「毎日使えば、上達する」は本当?
こうした経験を通じて、私はひとつの疑問を持つようになりました。それは、よく言われる「中国語は、毎日使っていれば上達する」という言葉が、必ずしも正しいとは言えないのではないか?ということです。
伝わる中国語には「正しい発音」が不可欠
その理由は、中国語においては発音の正確さが極めて重要だからです。発音が不正確なままでは、いくら単語や文法を覚えても、相手に伝わらないことがあります。
実際、私自身もかつては「何となく通じている」と感じていましたが、それは相手の理解力に助けられていたに過ぎない、というケースも多くありました。
このページで伝えたいこと📘✨
このページでは、私のこれまでの経験をもとに、中国語学習で「遠回りしない」ための勉強法を紹介していきます。
かつての私と同じように悩んでいる方、今まさに学習を始めたばかりの方に、少しでもヒントになれば幸いです。

中国語を効率よくマスターする方法③は、中国ドラマを「見て」「聞く」ことです。
中国ドラマが学習に効果的な理由は、多くの場合、中国語字幕が付いている点にあります。
私自身も実践していましたが、中国ドラマの中国語を聞くことで耳が鍛えられ、字幕によって目でも内容を理解することができます。さらに、役者の表情や場面ごとの背景から、その場に応じた適切な言葉の使い方を自然と理解できるようになります。こうした情報が相まって、表現が不思議と脳に焼き付いていくのです。
なお、中国語学習を始めたばかりの方にとっては、発音が標準的な中国ドラマを選ぶことが最も重要です。
ドラマによっては、人気俳優・女優が出演していたり、内容が非常に面白かったりしても、発音が標準的でない場合があります。そのような作品は、中国語の「耳」を鍛える目的には不向きです。
ここでいう「発音が標準的」とは、単に標準語(北京語)であるという意味ではなく、アナウンサーのように一音一音がはっきりしており、中国語教材に近い発音を指します。
私が最近見つけたおすすめの中国ドラマは、発音が非常に標準的な点が特長です。
『可爱的中国』という作品で、1946年以降の国共内戦を背景に、中国共産党側の人物・方志敏に焦点を当てて制作されています。2019年7月に初回放映された作品で、同年が建国70周年にあたることから、その節目に合わせて制作された側面もあると考えられます。

本ドラマが発音学習に適している点は、以下の3点です。
① 発音が非常に標準的である(役者の口の形や動かし方がはっきりしており、発音教材としても適している)
② 話すスピードが比較的ゆっくりである
③ 流行語が使われていない(時代設定が古く、中国語教材で用いられるような表現が多い)
一方で、中国語学習の観点から見ると、以下のような注意点もあります。
① 政治的内容が含まれており、理解が難しい表現がある
② 時代背景が古いため、日常会話では使用しない言葉が出てくる
③ 国共内戦をテーマとしており、興味が分かれる可能性がある
以上から、本作品はあくまで中国語の発音練習を目的とした学習素材として活用することをおすすめします。
なお、中国語を効率よくマスターする方法①・②でも触れていますが、中国語学習において最も難しいのは発音です。発音を少しでも向上させることが、中国語上達への近道となります。そのためには、中国語の音に慣れ、「中国語耳」を鍛えることが重要です。
中国語耳を鍛える方法としては、今回紹介したドラマに限らず、発音が標準的な中国語を話すドラマを継続的に視聴することをおすすめします。

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