【上海ジャピオン014号】増値税電子発票の発行後にミスに気がつきました。当該発票は取り消せますか?
- ohtashmtac
- 3月15日
- 読了時間: 3分
上海在住の日本人向けの日系情報誌、『上海ジャピオン』にて毎月一回コラムを投稿しております。(https://book.yunzhan365.com/bookcase/jhev/index.html)
上海ジャピオンは、食事処やその時期の上海の楽しみ方など様々な現地情報が得られますので上海ジャピオンは上海在住の日本人だけじゃなく、上海に出張する方にもお勧めです。上海出張の際にはぜひ事前にチェックしてみてください。
【上海ジャピオン014号】増値税電子発票の発行後にミスに気がつきました。当該発票は取り消せますか?
数年前から始まった電子増値税発票にもそろそろ慣れてきた頃でしょうか?今回は発行ミスによる赤伝発票の発行について解説しています。紙ベースの発票が主流だった頃を思うと、電子増値税発票に切り替わってからは赤伝発票の発行や処理がスムーズになったと感じます。
1分ほどで読了できるように簡潔にざっくりと必要な情報のみを執筆したコラムですので、どうぞご覧ください。

取り消すには、赤伝発票を発行すること
発行済みの増値税電子発票を直接廃棄することはできず、すでに発行された発票を取り消すには「赤伝発票」を発行する必要があります。近年、中国では増値税電子発票の運用が開始されており、納税者に発行内容の誤り、返品、サービス終了、値引きなどが生じた場合は、規定に基づき赤伝発票を発行する必要があります。
赤伝発票の発行に関する規定
①発票の受領者が「発票の用途確認処理(仕入発票の認証)」を行っていない場合、発票の受領者による確認処理は不要です。発票の発行者は電子発票の発行プラットホーム上で「赤伝発票情報フォーム(中国語名「赤字信息確認単」)に入力した後、赤伝発票を発行できます。発行される赤伝発票の発行額は全額になります。
②発票の受領者が既に「発票の用途確認処理(仕入発票の認証)」を行っている場合、発票の受領者と発行者のいずれか一方は電子発票の発行プラットホーム上で「赤伝発票情報フォーム」に入力し、相手方の確認処理後に赤伝発票の発行ができます。発行される赤伝発票の発行額は全額あるいは一部の金額になります。なお、相手方の確認処理は72時間以内という時間制限があります。
※根拠規定・・・・
●電子発票の試行業務の全面的展開に関する国家税務総局上海税務局による公告(国家税務総局上海市税務局公告2022年第1号)
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