【上海ジャピオン019号】売上が急増!発票の発行額はどうやって増やせる?
- ohtashmtac
- 3 日前
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【上海ジャピオン019号】売上が急増!発票の発行額はどうやって増やせる?
中国でビジネスを行う上で欠かせない「発票(ファーピャオ)」。
売上が伸びると発票の発行額も増やしたいところですが、実はその上限を自社で自由に決めることはできません。
税務局が企業の発行実績や信用ランクに基づいて上限を設定しており、急な売上増に発票額が追いつかない――そんなケースも少なくありません。
本記事では、「発票発行額はどのように決まり、どうすれば増額できるのか」をわかりやすく解説します。さらに、新たに導入されたシステムによる自動減額調整のポイントについても触れ、実務で注意すべき点を整理しました。
中国で事業を展開する日本企業や駐在員の方にとって、税務トラブルを防ぐための重要な知識となるでしょう!

発票発行額は自分で決定できない
そもそも中国では、売上であっても、発票の発行額は企業や個人が自由に決めることはできません。税務局が過去の発行実績や納税信用ランクに基づいて上限額を設定し、一度設定されると月ごとに維持されます。売上が急増した場合、発行額が不足する可能性もあります。
発票発行額の増額申請
税務局では、発票発行額の不足を防ぐため、システム上で自動的に解決できる措置を講じています。しかし、実際の運用状況を考慮すると、システム上での自動解決よりも、企業や個人が管轄税務局に発行額の増額を申請するケースが多く見受けられます。申請後、税務局が内容に問題がないことを確認すると、発行額は一時的に増額されます。
システムによる減額調整
新しい規定がいくつか実施され、その中でも発行額が基準に満たない場合、発行額が自動的に減額されるようになりました。納税者の直近12ヶ月間の発行額が基準の80%に満たない場合、直近12ヶ月間の発行額のうち最も多かった金額を基に減額されます。
発票の発行は企業や個人の納税者に直接的な影響を与えるため、発行額の把握や増額申請方法について理解しておくことが重要です。
※根拠規定・・・
●中華人民共和国発票管理弁法
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