中国版クラウドファンディング

更新日:2021年8月30日

中国販路拡大コンサルタントの太田早紀です。

当ブログでは中国の会計・税務・労務に関する規定や実務について解説しております。



当ブログをご覧の皆様におかれましては、中国の会計・税務・労務について知り、中国子会社の財務面のサポートや中国での販路拡大にお役立ていただけると幸いです。

 
中国版クラウドファンディング

引用元:プラットフォーマーの一つ摩点を参照にします。プラットフォーム内の多数あるカテゴリーから『ゲーム』を選択し、更に『クラウドファンディングの成功事例』を選択しました。また著作権の関係上モザイクを入れさせていただきました。摩点とは、中国の大手クラウドファンディング事業社の1つです。



目次:
1,中国でクラウドファンディングを行うためにはどうするのか?
2,中国のクラウドファンディングの種類とは?
3,日本企業の中国でのクラウドファンディング事例は?


1,中国でクラウドファンディングを行うためにはどうするのか?

 摩点の担当者に直接確認したところ、中国でクラウドファンディングを行う前提条件は、起案者が中国に法人と銀行口座を有していることでした。これより、個人や中国国外の法人が中国のクラウドファンディングを行うことは難しいかと思います。



 起案者が前提条件をクリアしている場合、起案者のプロジェクトに合うプラットフォームを探し、プラットフォーム事業者に提案をします。中国のクラウドファンディングのプラットフォームは無数にあり、以下が有名なところです。



2,中国のクラウドファンディングの種類とは?

 中国のクラウドファンディングの種類は主に3種類あります。その内、株式型は金融機関に関する経営範囲を有していない場合、行えないと思われます。



 購入型はファンドの名を借りていますが、実際は中国で良くある商法の一つ『団購』(日本では共同購入)であるため、金融機関ではない企業や個人の場合はこの購入型で実施しているものと思われます。この場合は会計処理も複雑ではなく、通常の取引と同様の会計処理で良いと思われます。



3,日本企業の中国でのクラウドファンディング事例

 摩点で資金調達した事例としては、Kizuna AI株式会社様に所属するバーチャルYouTuberのキズナアイゲームのプラットフォームSTEAMの代理店である御宅プラン様の美少女ゲームの『梅卡妮可』など多数あります。



 冒頭にも記載しましたが、摩点は起案者の要件として中国に法人と銀行口座があることとしていますので、恐らくは中国国内の法人或いは個人事業主などが代理しているのではと思われます。



 仮に、中国国内の法人や個人事業主に代理を委託する場合、以下の課題を考慮する必要があるのかと思われます。

①クラウドファンディングの入金先が代理人となるため一定のリスクが伴うこと

②日本への海外送金時に中国国内での納税義務が生じること(源泉徴収企業所得税、増値税、付加税)

③代理人への手数料、海外送金手数料など諸々


 

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