中国販路拡大コンサルタントの太田早紀です。
当ブログでは中国の会計・税務・労務に関する規定や実務について解説しております。
当ブログをご覧の皆様におかれましては、中国の会計・税務・労務について知り、中国子会社の財務面のサポートや中国での販路拡大にお役立ていただけると幸いです。
上海市税務局の微信で、2020年度の都市居住者の城郷居民基本医療保険の納付期限と納付額が発表されました。
対象が就業者ではないので中国進出企業には特に関係がないと思います。
対象者:上海市の城郷居民基本医療保険に加入する居住者
納付期限:2019年11月25日から2019年12月25日まで
個人負担の納付額:
●70歳以上:430元/年
●60-69歳まで:600元/年
●19-59歳まで:790元/年
●小中学生と未就学児及び大学生:155元/年
上海市政府の手当額:
(上海市政府は2020年度の医療保険に多額の資金を投下することにしたそうです。)
●70歳以上:6,030元/年
●60-69歳まで:5,860元/年
●19-59歳まで:2,690元/年
●小中学生と未就学児:1,605元/年
●全日制の大学生:335元/年
納付方法:下表をご参照ください。
(幼稚園や小中学生や全日制の大学生は学校で加入届や納付手続きを行うので、それ以外の人たちが対象)
↓原文の日本語訳
↓原文
中国はキャッシュレス化が進んでいるため、支付宝(アリペイ)や微信(Wechat)を使用して支払いができるので本当に便利だと思います。
また気になったことは大幅な手当額の財源についてです。2018年から税金や社会保険料など大幅減税をしているので2019年以降の税金で不足しないのか気になります。2020年以降で増税等はあり得るのか、今後の動向について継続して視ていきたいと思います。
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