【個人所得税】KOLインフルエンサーなどの個人への支払い、『労務報酬』の税金とは?①

最終更新: 3日前

中国販路拡大コンサルタントをしている太田早紀です。

当ブログでは中国の会計・税務・労務に関する規定や実務について解説しております。

当ブログをご覧の皆様におかれましては、中国の会計・税務・労務について知り、中国子会社の財務面のサポートや中国での販路拡大にお役立ていただけると幸いです。

またお問い合わせも受け付けております。【 太田:ohta.shmtac@gmail.com 】

中国子会社が個人業務を委託することがあります。



個人に業務を委託するパターンとしては、

従来からよくある例ではオフィスの掃除を委託することですが、近年はSNSマーケティングの発展と共に急増しているのがインフルエンサーへの委託です。

※インフルエンサー:中国ではKOL(Key Opinion Leader)といいます。



中国マーケットはもはや携帯電話とインフルエンサーが欠かせないものになっていることから、

中国進出日系企業のマーケティングや日本在住企業の越境マーケティングにとっても欠かせなくなっており、今後はさらなる需要が見込まれます。



そこで当ブログでは、個人に業務を委託する際の税金(『労務報酬』の税金)について、上海市税務総局による解説も交えて、解説いたします。




【個人所得税】KOLインフルエンサーなどの個人への支払い、『労務報酬』の税金とは?①



目次:
1、労務報酬の概念
2、給与賃金と労務報酬の大きな違いとは?
3、労務報酬と経営所得の区別
4、同一の役務項目で連続性があるとき 
5、労務報酬所得・原稿執筆料所得・特許権使用料所得の個人所得税額計算
6、非居住者個人が取得する労務報酬所得の計算方法
7、例を挙げての計算方法の紹介 


1、労務報酬の概念


【労務報酬所得とは】

労務報酬所得とは、個人が役務を提供したことにより取得する所得をいいます。



※ここでの個人とは、自然人です。

自然人と個人事業主の区別:個人事業主は営業許可証を取得しています。法人ではないので企業所得税ではなく個人所得税が課されます。また増値税や付加税も課されます。


個人、とだけ表示すると範囲も広く且つ曖昧なため、事前に十分な確認が必要です。



役務提供の範囲】

設計・装飾・設置・製図・化学検査・測定・医療・法律・会計・コンサルティング・学術講演・翻訳・校閲・書画・彫刻・映画・録音・映像・演出・上演・広告・展示・技術役務・紹介役務・ブローカー役務・代理役務及びその他役務提供により取得する所得を含む。


※上述に規定されている役務提供の範囲にない場合は、その他役務提供に含まれるものと解します。



【根拠となる規定】

『中国個人所得税法実施条例』(中国国務院令第707号) 2019年1月1日実施



以下は次回に回します。

2、給与賃金と労務報酬の大きな違いとは?
3、労務報酬と経営所得の区別
4、同一の役務項目で連続性があるとき 
5、労務報酬所得・原稿執筆料所得・特許権使用料所得の個人所得税額計算
6、非居住者個人が取得する労務報酬所得の計算方法
7、例を挙げての計算方法の紹介 

【顧問サービスのご案内】 弊社では以下顧問サービスをしています。 ●月次での記帳代行 ●毎月記帳証票と会計データを日本事務所に郵送して頂き、日本事務所内でのチェック ●弊社日本人担当者が3か月に1回訪中し、顧問先様の社内での記帳証票等の往査 顧問先様のご要望にあわせてサービス内容を柔軟にカスタマイズいたします。 サービスの詳細料金の確認はこちらまでご連絡ください。 メールアドレス:ohta.shmtac@gmail.com 〇対個人サービス 日本での決済が便利なココナラを通してご相談いただくことをお勧めいたします。




© 2019 慧夢拓(上海)企業管理諮詢有限公司 

上海オフィス(提携先事務所)
 
住所:上海市嘉定区江橋鎮万達広場8号オフィス棟